退職祝いの挨拶文、メッセージ文例をご紹介

退職祝いの挨拶文、メッセージ文例をご紹介

これまでお世話になった方が退職するときに、どんな退職祝いの言葉を贈ったらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。また送別会の幹事や司会を任されたりして困ったことはありませんか。今回は退職祝いにふさわしい挨拶の内容やスピーチの例文をご紹介いたします。上司や部下、または司会者としてあたたかいメッセージで退職する方を送り出しましょう。

1.退職祝いの挨拶の内容

退職する相手にもよりますが、これまでお世話になった感謝とねぎらい、これからの人生を応援する言葉を贈るのが一般的です。
退職する方がいなくなるのは寂しいことですが、悲しい気持ちを前面に出さず、謙虚に明るく、後ろ向きの言葉は避けましょう。

2.送別会のスピーチのマナーとコツ

送別会のスピーチのマナーとコツ

退職祝いのスピーチを頼まれたら快く引き受けるのがマナーです。退職する方との関係を確認したうえで、送別会の規模に合った内容を練って下書きします。
・退職する方の思い出に残るエピソードを一つに絞って具体的な内容を盛り込みましょう。
・心をこめてゆっくり話しましょう。
・不幸な過去、不満や愚痴などは避けましょう。
・スピーチの長さの目安は2~3分で長くならないようにしましょう。

3.スピーチ原稿の組み立て方

お祝いの言葉、労をねぎらう言葉
→退職する方との思い出のエピソード、感謝の言葉
→今後の活躍や健康を祈る
→締めの言葉

4.送る側のスピーチ例文

(1)異動・転勤の送別会 乾杯挨拶
乾杯の挨拶は、参加者の中で最も役職が上の方から挨拶をしていただくといいでしょう。
「〇〇さん、〇〇支店に配属されてから3年間、本当にありがとうございました。
一口に3年と言っても、いろいろなことがあったと思います。〇〇さんは持ち前の明るさと積極性でメキメキと実力を上げ、今や会社になくてはならない存在でした。
今回、新しいキャリアをめざすということで、つらいことや困難なこともたくさんあるかと思いますが、〇〇さんなら、きっと乗り越えられると信じています。ぜひがんばってください。
それでは、〇〇さんの今後のご健勝とご多幸をお祈りし、乾杯の発声をさせていただきます。乾杯!
(2)異動する同僚へ贈る言葉
「〇〇さん、5年間同僚として一緒に仕事ができたこと、嬉しく思います。
時には励ましあいながら、切磋琢磨しながら数々の仕事をこなしましたね。
〇〇さんの明るい性格と前向きな姿勢が周囲もやる気にさせてくれました。
そんなムードメーカー的な〇〇さんが異動されるのは寂しく思いますが、〇〇さんにとって素晴らしい飛躍の場と考えて心から応援いたします。
私達も〇〇さんに負けぬよう、さらなる飛躍を志したいと思います。
新しい環境でも持ち前の明るさで周囲を和ませてください。
陰ながら期待しております。5年間本当にありがとうございました。また会議や研修などでお会いましましょう!」
(3)定年退職する上司に贈る言葉
「〇〇さん、このたびはご定年ならびにご勇退、誠におめでとうございます。
ご在職中は、優しく丁寧に、そして時に厳しくご指導をいただき、私たちもここまで成長することができました。メンバーを代表して御礼申し上げます。
今後も、〇〇さんのご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。お体に気をつけて、第二の人生を大いに満喫なさってください。これまで長きにわたり大変お世話になりまして、ありがとうございました。」

5.まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。送別会の挨拶やスピーチは退職される方との関係性によっても変わってきます。在籍年数が長かったり、関係が濃い相手だとエピソードも多く、まとめるのも大変かもしれませんね。たくさん盛り込みたいところですが、あえて短くすることで印象も強く残るものです。感謝を込めた丁寧な送別の挨拶で、気持ちの良い旅立ちを後押しできるとよいですね。